身体不調の日々の人 1
Uさん(五十八歳)は若い時から、けっして身体が丈夫な方ではありませんでした。
と言っても、別に大病をしたというわけではない。
小学生の頃は朝礼の途中に立ちくらみで倒れることがよくあったし、学生時代にもめまいや頭痛などに苦しめられてきました。
ちょっと友人と遊びに行ったり旅行したりするとひどく疲れて、そのあとで微熱が出て数日寝込むといったこともよくありました。
内科にかかって精密検査を受けたこともあるが、異常なしといつも言われ、Uさん自身も「自分は体力がないだけなのだろう」とずっと思ってきました。
つまり、それ以上こだわることはなかったし、結婚して家庭をもち、二人の子供に恵まれて、子育て、夫の起業やその手伝いなど何かとばたばたと過ごしているうちに、身体のことも長く忘れていました。
様子が変わってきたのはここ数カ月です。
またいろいろな症状がカムバックしてきたのです。
それより前にも更年期症状ではご多分に漏れず苦しんだが、これほどまでつらくはなかった。