色って面白い その6
私たちは、昔の人が空想することしかできなかったようなさらに冴えた純粋な青を、色光の色、カラーテレピやカラーフィルムの色、螢光色などで日常経験しているのですが、これらの刺激に馴らされてしまった現代人は、その至上の青に捧げる現代的な固有色名をまだ発明していない。
しかし、19世紀の初めから20世紀前半にかけて、藍染めでは出せないような冴えた透明な青に、英語では非常に象徴的な色名が幾つかつけられています。
たとえば「クレオパトラ」のように、古代エジプトの伝説的な女王の名をとったり、エジプト神話の愛と喜びの女神「ハーザー」の名前で呼ばれたりするブルーがあります。