色って面白い その3
日本語で、明度、彩度の段階による色調の変化を表わす修飾語は、色相によって若干変るというところが特徴的で、茶の濃淡は白茶、焦茶になるし、黄緑の色相ではよく若緑、老緑と呼ばれ、緑、青、赤、紫などの色相では、よく濃淡や深浅が使われる。
今日の系統色名のような表現法による色の分類は、結構昔から必要に応じて行われていたわけですが、20世紀の半までは、現在のようなカラーシステムが実用化されていなかったので、すぺての色相を完全に系統的に分類できなかっただけです。
この昔の系統色名に固有色名をあてはめれば、薄い方から浅葱色、繧色、藍色、紺色、濃紺、とめ紺などとなる。
つまり、浅繧、中繧、濃標などはどれも標色の仲間で、本来は薄い藍色という意味の標色の中でも、色鮮かな深い繧色が日本の典型的な青になったのです。